更年期と腰痛の関係｜整体でできるセルフケア
「最近、腰の痛みがなかなか取れない…」「何をしてもスッキリしない重だるさが続く…」そんな悩みを抱えていませんか？ 更年期に入ると、ホルモンバランスの変化によって腰痛が起こりやすくなります。実は、この腰痛の原因は骨や筋肉だけでなく、自律神経の乱れや血流の悪化とも深く関係しているのです。
そこで今回は、更年期と腰痛の関係を分かりやすく解説しながら、整体の視点でできるセルフケアをご紹介します。自宅で簡単にできるストレッチや腰に負担をかけない座り方など、今日から実践できる方法をお伝えするので、ぜひ最後まで読んでみてください！
更年期と腰痛の関係｜整体でできるセルフケア
更年期になると、腰痛に悩まされる方が増える傾向があります。なぜなら、ホルモンバランスの変化が骨や筋肉、血流に影響を与え、体の不調を引き起こしやすくなるからです。ここでは、更年期と腰痛の関係、そして整体の視点からできるセルフケアについて詳しく解説します。
① 更年期と腰痛の関係
更年期とは、女性の体が閉経に向けてホルモンバランスを大きく変化させる時期のことです。一般的に40代後半から50代前半にかけて現れ、エストロゲンという女性ホルモンが急激に減少します。このエストロゲンの減少が、腰痛を引き起こす大きな原因の一つです。
ホルモンバランスの乱れが腰痛につながる理由
骨密度の低下（骨粗しょう症のリスク）
エストロゲンは骨の健康を維持する役割があります。しかし、更年期になるとエストロゲンが減少し、骨密度が低下しやすくなります。その結果、背骨や腰の骨に負担がかかり、腰痛が起こりやすくなるのです。例えば、健康な骨は「しっかりした柱」で作られた家のようなものです。しかし、エストロゲンが減ると、この柱がもろくなり、家が傾きやすくなります。すると、壁（筋肉や関節）にも負担がかかり、腰痛が起こるのです。筋力の低下と血流の悪化
エストロゲンには筋肉を維持し、血流を良くする働きがあります。そのため、更年期になると筋力が落ちやすく、特に体を支える腹筋や背筋が衰えます。筋力が低下すると、腰にかかる負担が増し、腰痛を引き起こします。また、血流が悪くなると筋肉がこわばりやすくなり、「腰が重い」「張るような痛みがある」といった症状が出やすくなります。
自律神経の乱れによる影響
更年期には自律神経のバランスも崩れがちです。自律神経は体のさまざまな機能を調整する役割があり、血流や筋肉の緊張にも関係しています。ストレスや不眠が続くと自律神経が乱れ、腰回りの血流が悪くなり、慢性的な腰痛を引き起こすことがあります。
② 整体の視点から見る腰痛改善のポイント
整体では、腰痛の原因を「骨格のゆがみ」「筋肉のバランス」「血流の流れ」など、体全体の視点から見ていきます。特に更年期の腰痛では、以下の点に注目することが大切です。
① 骨盤のゆがみを整える
更年期になると、骨盤のゆがみが強くなることがあります。特に骨盤は体の土台のような役割をしているため、ゆがむと腰に負担がかかり腰痛が悪化しやすくなります。
セルフチェック方法：
✅ 足をそろえて立ち、鏡の前で腰の高さを確認する
✅ 左右の肩の高さが違う場合、骨盤がゆがんでいる可能性あり
整体では、骨盤のバランスを整える施術を行うことで腰への負担を軽減します。
② 背骨の動きをスムーズにする
背骨の動きが悪くなると、腰にかかる負担が増えます。特に更年期は、運動不足や筋力の低下により、背骨の柔軟性が失われやすくなります。整体では、背骨の可動域を広げる調整を行い、腰痛を和らげていきます。
③ 自宅でできる整体的セルフケア
整体の考え方を取り入れたセルフケアを行うことで、更年期の腰痛を予防・改善することができます。
① 骨盤ストレッチ
方法：
- 仰向けに寝て両膝を立てる
- ゆっくりと左右に膝を倒す（10回ずつ）
- 腰の筋肉が伸びるのを感じながらリラックス
このストレッチは、骨盤周りの筋肉をほぐし、腰の負担を軽減します。
② 腰を温める（血流促進）
血流が悪いと腰痛が悪化しやすくなります。特に更年期は冷えが原因で痛みが強くなることも。
おすすめの温め方：
✅ 湯たんぽや温熱シートを腰に当てる
✅ お風呂でしっかり温まる（40℃前後の湯に10〜15分）
温めることで筋肉がほぐれ、血流が良くなり、痛みが和らぎます。
③ 腰に負担をかけない座り方
座り方が悪いと、骨盤がゆがみ、腰痛が悪化することがあります。
✅ 正しい座り方
- 骨盤を立てて座る（背もたれに頼らず）
- 膝の角度を90度にする
- 深く座り、お尻全体で体重を支える
逆に、浅く腰掛けて猫背になると、腰に負担がかかるので注意しましょう。
④ まとめ｜整体で体を整えながらセルフケアを習慣に
更年期の腰痛は、ホルモンバランスの変化や筋力低下、自律神経の乱れが大きく関係しています。しかし、整体で骨格を整え、日々のセルフケアを実践することで、腰の負担を軽減し、痛みを予防・改善することが可能です。
✅ ポイントまとめ
- 更年期はホルモンバランスの変化で腰痛が起こりやすい
- 骨盤や背骨のバランスを整えることが大切
- 自宅でもストレッチや温めるケアを取り入れる
無理をせず、自分のペースでできるケアを続けることが大切です。整体をうまく活用しながら、更年期の腰痛を乗り越えましょう！
